初産婦 M.K.さん(40代):断乳を終えて

 娘が生まれて二か月くらいまでは、なかなか上手に母乳を飲むことができず、私も慣れない育児に不安ばかりが募り心がくじけそうな毎日でした。
 しかし、二か月を過ぎたころには娘もだんだん上手に母乳を飲めるようになり、不安ばかりだった私の気持ちも少しずつ楽になってきました。
 私にとっての授乳は、娘の成長を願い、日々の成長を感じられるとても穏やかで幸せな時間でした。この穏やかで幸せな時間がいつまでも続いてほしいと思う一方で、2-3歳頃までには断乳という形で授乳を終えられたら、という思いが常にありました。
 これまでにも何度か断乳を試みようとしましたが、私が娘と離れる寂しさに負け、踏み切れませんでした。しかし3歳を過ぎた今、ようやく断乳に踏み切る事が出来ました。それは、娘が「今日は飲まないで寝る」というメッセージを言うようになったこと、入園を控えていたこと、母乳マッサージをしてくださる助産師さんに出会えたことが大きなきっかけでした。
 断乳を進めるにあたり、助産師さんにはたくさんのアドバイスを頂き、とても心強く感じていました。そのおかげで、娘が大泣きして足をバタバタさせて愚図る日々が続いても、安心して進める事が出来、とても感謝しています。
 身近に育児や母乳の事を相談できる助産師さんや子育て世代のお母さんがいることは、子育て中の人たちにとってとても心強く、安心して子育てをしていくために大切なことだと改めて実感しました。
 断乳を終えてからというもの、娘が年下の子に自分からお世話するようになったり、自分の気持ちを一生懸命伝えようとしたりするようになりました。以前よりも成長した娘の姿を見ることは、親として大変嬉しいものです。
 断乳は子離れ・親離れの第一歩。そして、子どもが成長していくには、必要なことだとも感じました。
 これからも育児をしてく中で色々な出来事や葛藤があると思います。さらに一歩進んだ子離れ・親離れについて考えさせられる場面もあると思いますが、親子共々成長できる機会ととらえ、しっかりと子供に向き合い、取り組んでいきたいと思っています。
 
 なおみさん、大変お世話になりました。無事、断乳できたのも尚美さんがいてくれたからです。これからも、子育て中の強い味方でいて下さい。ありがとうございました。

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