子どもの環境
子どもはどんな環境でも遊びを見つける名人です。
テレビ、おもちゃがなくても
既存の遊具がなくても
歩いていれば、枝も見つけるし、石ころも見つける。
2歳までは基本1人遊びですし、3歳過ぎると相手を見つけて遊ぶこともできます。
子どもの好奇心が芽生える環境作りを大切にしてあげたいものです。
私の家には子どもの遊ぶキッチンセットがありません。
子どもが手が届く台所の棚の一つに、ボール、ザル、弁当箱などを入れています。
子どもたちはそれを持ち出して、折り紙なども一緒に使いながらおままごと。
私が、ボール必要になると、「ボール貸して」とお願いする。
「はい、どうぞ」と返してくれます。
みんな私の足元で遊んでいます。
危ないものを手にしているような場合は、「危ないから、ください」というと何度かのやり取りで気持ちよく返してくれます。
近年では子どもの突発的な行動を守れない場合、ずーとテレビを見せておく、子どもにリールをつけて外出したり、家の中でも柵をつけたり、好奇心が芽生えてもそれに伴う行動、遊びができないようにされている家も多いかもしれません。
昔は柱にくくりつけられる という話も聞いたことがあります。
同じく、檻に入れられた凶暴な動物でライオンなどの動物がおりから出たら、どうなるか想像できますよね。
人間の赤ちゃんもライオンまで激しく凶暴ではありませんが、おりから出た瞬間に秘めていた好奇心を爆発させるのです。
お母さんは「ダメ、ダメ、危ない、、」の連発となります。
そして、また、ゲージに入れ込まれるという場合もあるでしょう。
赤ちゃん、子どもの行動は言葉だけでの静止は難しです。
手を添えてあげて、(絶対に叩くのでは意味がありません)
ここは危ないよ、
ここは大事なところ触りません。
と教えてあげます。何度かするかもしれません。
その何度かに付き合って、同じことを繰り返すと子どもは理解してくれます。
この繰り返す作業に付き合ってあげるのです。
遊びも学びの一つです。
生活環境は人それぞれではありますが、子どもの好奇心の目を潰さないような安全な環境づくりをしていく必要があります。